Archive for 7月, 2012

池田屋事件

金曜日, 7月 13th, 2012

明日から3日間に渡り行われる、祇園祭。

その1日目の明日は、新選組が一躍世に名を広めた

「池田屋事件」が起きた日です。
(旧暦では6月5日。)

正確な日付は7月8日ですが

その日、京都は祇園祭の1日目”よいよい山”で

街が賑わっている中この事件は起こり、

明日はその「祇園祭のよいよい山」ということで

この記事を投稿させていただきます。

池田屋事件とは、元治元年に

長州藩・土佐藩など尊皇攘夷派の浪士達が、

京の町に火を放ち、その混乱に乗じて

天皇を連れ去るというなんとも

信じ難い策が、新選組の耳に入り、

京の町を守るべく、浪士達が会合を開いていた

旅館「池田屋」に襲撃した事件のことです。

新選組が1番活躍を成し遂げた出来事

と言っても過言ではないでしょう。

写真は、現在の池田屋跡です。

その池田屋というと、京都の三条通にあり、

現在は「海鮮茶屋 池田屋はなの舞」という

全国チェーン店の居酒屋になっています。

店前には”池田屋騒動跡”という石碑も立っています。

私も数回足を運んだことがありますが、

中は、階段の段数が当時の池田屋を再現しており

非常に高くなっています。

斬り合いの中、その長い階段の上から下まで

転げ落ちた者もいるそうです。

店員さんは皆、あの有名な浅葱色の新選組の羽織(写真3枚目)を着ていて

新選組ファンにとっては欠かせない観光地の一つだと思います。

ですが、最近は薄桜鬼(はくおうき)という新選組のアニメとコラボしており、

本当の新選組が好きな方にとっては

ちょっと不服な方もいるのではないかと思います。

私も、アニメとコラボされていることや、まして

あの”池田屋跡”がチェーン店の居酒屋さんになっていることが

真の新選組ファンとしては、ちょっぴり残念です。

 

この事件で明治維新が1年遅れたと言われています。

ですが、私は京都を火の海から救ってくれた新選組に感謝しています。

ありがとう、新選組!

今、読んでいる本

水曜日, 7月 4th, 2012

これは、私の姉が函館へ旅行に行った際に

買ってきてくれた本です(*^_^*)

 

新選組として活躍していた頃ではなく、

初めて新選組が敗北した鳥羽伏見の戦いから

蝦夷地へ上るまでの過程、そして

刀の時代は幕を閉じたことを切なく感じ、

それでも最後まで戦い続けるという

土方の強い思いが描かれています。

 

土方は、戦の間、5カ月ほどの間

消息が定かではなかったそうです。

それは、病にかかり(それも、沖田総司と同じく結核で)

養生していたのではないか、というのが

この本の筆者の憶測です。

とても驚きました。

沖田総司が結核だったというのは有名な話ですが

土方歳三については耳にしたことがなかったので。

それが真実か否かわかりませんが、

歴史というのは謎が多いものです。

当時、隊士の衛生状態は非常に悪いと

軍医松本良順により明らかになっているのは確かです。

 

あの窮地に追い込まれた状態で、

土方は病だの結核だの言っている暇はなく、

悪化する前に戦死したのかな。

と、これは私の憶測です。